「日本の暦と暮らし講座 :旬菜とパンを楽しむ -立夏と小満-」開催しました。
5月。緑がぐん豊かになり、筍が盛りを迎え、小麦が実る。
日本の暦を食という切り口で、それもパンや洋食と合わせて楽しむアイディアをお伝えました。
まずはパン教室リヒトの岩田緑先生から、旬菜・クレソン入りリュスティックのデモンストレーション。
ピリッと刺激のあるクレソンを刻んで生のまま、パンの生地をたたんで入れ込んでいきます。
焼きあがったリュスティックは外はかりっと中はもちもち。
クレソンと小麦がふわっと香って、会場がまるで春の緑の中のようでした。
パン作りの間に、吉田千佳先生から季節の野菜づかいのコツをご紹介。
甘夏を使ったビネガーシロップは、有機バニラビーンズが入ってさわやかで贅沢な香り。
炭酸で割る他、おしゃれな『ニンジンラペ』は絶品のおいしさです。
生のルッコラを使った『グリーンペンネソース』は緑鮮やか。
お酒も飲みたくなっちゃうお味で「おいしい!」の声があちこちから上がりました。
つぎつぎ繰り出される魅力的な旬の野菜たちにわくわくしっぱなしの時間でした。
針山からは、筍を使ったサンドイッチの提案を。
和のイメージの強い筍ですが、パンとも合うのです!
一つ目は、炒めた筍に、ハーブヨーグルトソース、
そこに黒胡椒と山椒をガリガリとかけたバゲットサンド。
さわやかな大人味で、意外性楽しんでもらえたかと思います。
二つ目は、筍をアンチョビで炒めたもの。
焼きたてクレソンリュスティックに挟みました。
持ち寄りランチなどで使えるラッピングや、
余ったハーブやアンチョビの活用法などもお話しました。
参加者の皆さんと、ちょこちょこたっぷり試食をしながらお話しながらの2時間。
お腹も知識もいっぱいになって、満足いただけたことと思います。
明るくあたたかい雰囲気で行えたこと感謝いたします!
会場の村田工務店さんから富山市街方面への道沿いに、麦畑があります。
麦が風に揺れる光景をみてふと、日本の季節って豊かだな、旬のお野菜食べてみようかな、今日はパンと食べてみようかしら、などと感じてもらえたら、とてもとてもうれしく思います。
ご参加ありがとうございました!
針山かなえ(富山ホットサンド倶楽部)
岩田 緑(パン教室リヒト)
吉田千佳(食活@kitchen)
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